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ラブライブとあんスタが好きな二次創作小説書き/たまにコスプレ fan novel novelist/lovelive Sunshine!!&Ensemble Stars lover mamacrosの記録。

ラブライブ the school idol movieをきっかけとした考察

(旧HPからの移行記事)

ラブライブ the school idol movieを3周。

大好きなsunny day song 周辺を見返していて気づいた点を纏めていきます。3回目は英語で見たので台詞は曖昧です。

穂乃果の前に現れる謎の女性等については考察が出ているものと思いますので、あくまでシリーズ全体に関わる点を中心にしています。

*穂乃果が道に迷うシーン

人生に迷っている。そう纏めてしまえば簡単ですがここではグループ内の状況も表されていそうです。

後にSunny Day Songのライブを穂乃果が決めた際、真姫が「言わなくても分かっちゃって……」的な発言をするシーンがあったように記憶しています。

海未の声に立ち止まり、一人だけ取り残されたような穂乃果は、まだその輪に入れない状況だったのではないでしょうか。

*池を飛び越えるシーン

僕らのlive 君とのlifeで描かれた階段が、細く先の見えないような長いものであったことと、穂乃果が女性に促されて池を飛び越えるシーンは関係があるのではないかと考えました。

ラブライブ!において、有名になることや高校を廃校から救うことよりも、自分たち自身が楽しむ、輝くことが重要だと綴られています。サンシャインにおいてもこの流れは続いているようで、最終回で殊更強く言語化されていました。

しかし、ラブライブで優勝し、その輝きの頂点へ達したμ’sは、自分たち自身でこれで終了、と決めていました。これが池を駆け降りるシーンにつながるのではないかと思いました。輝きの頂点から、普通の高校生(=初期状態に近いところ)へ戻ることです。

穂乃果はこの後自分たちがどうすべきか悩みます。そこで心を決め、ライブ案まで決めます。これが跳ぶ、今までの蓄積、ツバサとの人脈や売れている自分たちの名前、全て活用してライブをして、解散を宣言する。ここがもう一度μ'sが輝いた瞬間です。次のステージ(=向こう岸)を意識し、明確にしつつ、駆け降りる前と同じような高さまで飛び上がったことはこの表現かなと思いました。

 *穂乃果を海未が怒るシーン

穂乃果が迷ってホテルに帰って来て。案内してくれた女の人の消滅の方がショッキングなのですが、

「なにやってたんですか!」

みたいな海未のセリフとその画面も頭に残りました。それはきっと海未の顔全体が見えていなかったから。

穂乃果には実際表情が見えていたかもしれませんが、その言葉の強さの方が穂乃果の頭に残ったのでしょう。周囲の固い意志と裏腹に、ここからメンバーの表情が少しづつ見えなくなっていくように、穂乃果は思い悩むことになるようです。

メンバーの表情が見えないのは、穂乃果とメンバーとの未来が見えないということかもしれません。μ'sを続けた場合の未来は多くの人が望んで、夢見させてくれるのに、そうではない。だからこそあの未来の穂乃果の存在意義があった。そう思います。

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