スーパースター11話 夢と責任
お久しぶりです。mamacrosです。
ラブライブ!スーパースター!!の2期11話を観ました。
びっくりするほど、ちぃちゃんに同意していた。
そんなただの自分語りですが、記録に残させてください。
なお、11話を見返していないので、ブレなどあってもどうかお許しを。
11話冒頭。
マルガレーテは順位を受け入れられなかった。
まだ高校生になりたての彼女。感情を制御できずに口にしてしまうこと、よく分かります。
それでも、かのんから学び、かのんを越えようとする姿が好印象です。
かのんは「私たちの方が勝っていた」と言います。
「私たち」としたことが重要で、決して自分一人の歌、パフォーマンスが勝っているとは思っていないと思います。
一方、かのんの発言に、マルガレーテは自身を否定されているように感じたのか、受け入れられず怒る気持ちもよく分かります。
かのんがマルガレーテの夢を奪ったこと。
私自身が、「私が立ちたかった場所に、あなたが立っているんだから」と言われたこと。
重なって思えました。「一緒にしないで」と一蹴されそうなこと。
それに向き合うことは等しく、夢を奪う者、に課される責任だと、私は思います。
スクールアイドルには時間の制約があります。
スクールアイドルに限らずとも、「今できないこと」は、二度と同じように再現されることはありません。
2度目以降には、いつだって、リベンジ、再挑戦、という意図が含まれます。それは、「同じ」ではなく、それまでに時間や感情、仲間を失ったりします。
叶わなければ、「今が最高」は、幻想で、憎たらしいものに成り果てます。
輝きの中で笑っている勝者に、「あなた達は私が泣いているのを知っていて、その前にいて、よく笑顔でいられるよね」と。
ちぃちゃんは、かのんがその責任を負うか否かに、きちんと向き合わなかったことを感じて、突きつけているように思いました。
かのんが留学してもしなくても、向き合って考え抜いた先の答えなら、それでいい。
でもきっとまだ、かのんの意思は揺らいでいる。
だって本当に魅力的です。
音楽というジャンルにおいて、
新設校から、「卒業後の仕事がある程度保証されている」学校へ、しかも能力を買われて。
「歌い続けたい」が本心なら、自分なら、迷わず行け、と言います。
しかし、それは全て、かのんが「仲間と一緒に、誰かを蹴落として上に上がってきた」結果です。
千砂都としては、自分が隠して転科を考えていたりした以上、理事長から留学の話を聞いた時の、かのんの反応を糾弾することはできない。
それでも、勝者としての責任には、きちんと向き合ってもらわなければいけない。
大会優勝者の彼女だからこそ、言えたことではないでしょうか。
かのんが、他のチームを蹴落とし、勝者を目指す道の上で歌う、
「みんなを幸せにできる歌」って、なんでしょうか。
かのんの夢って、なんでしょうか。